BCGに関する実験的研究(3)

第7群では24人、第8群では24人、第9群では26人 であり、合計236人の実験動物(学童)が犠牲になっているが、残り13人についてはどうなったかは記載されていなかった。
体重は、強毒結核菌を感染後も増加し剖検時にはだいたい200g~300g(20~30㎏)増加していた。
この実験の乾燥ワクチンの接種局所の変化は、非乾燥ワクチンに比較し、接種局所の変化は軽度で発赤硬結は早期に消退し、膿疱、潰瘍、痂皮(かさぶた)形成をみることはまれであった。
乾燥ワクチンは、非乾燥ワクチンにくらべ接種局所反応が軽度であったが、結核予防の効果の点では変化はなかった。