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乾燥ワクチンの2年経過観察


乾燥ワクチン.JPG

BCGワクチン(非乾燥)未接種群144人、BCGワクチン(非乾燥)既接種群162人、乾燥BCGワクチン3ヶ月保存接種群141人、乾燥ワクチン6ヶ月保存接種群97人の4群にわけて検討したものである。

BCGワクチン未接種群、BCG既接種群については、以前も話したように2年間経過観察したものである。

乾燥BCGワクチンで3ヶ月保存したもの、6ヶ月保存したものの効果を経過観察出来た238人であり、観察期間は1942(昭和17年)秋~1944(昭和19)年4月までの1年半のみであった。1年半しか経過をできなかったのは戦争(第2次世界大戦)のためであった。(医学のあゆみ、1951)。

これで益子義教、小林武夫の2論文で使用された実験動物は686人にのぼった。

逃亡による死亡、BCG接種の結核予防(乾燥ワクチンを含む)、未接種者と既接種者の2年間の経過観察(乾燥ワクチンも含む)などの動物実験(人)では学童を中心に6507人以上が犠牲になった。

かぼちゃ.JPG

(カボチャの花、猿島より)


 
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