731部隊の人材
1938年(昭和13)年4月1日から5日間、京都において第10回日本医学会総会が開催された。 4月5日、日本医学会総会の機会を利用して、宮川米次は、各国立大学総長、医学部長、医科大学長らを京都ホテルに招待し、対支防疫事業を説明して、協力と援助を求めた。...


731部隊影の人物
伝染病研究所の第5代所長宮川米次は1935(昭和10)年7月の「所懐」(所感)で、今後の伝研のあり方を示唆する重大な発言をしていた。「実戦(戦争)には、正攻法と奇襲法がある。一軍を率いるものの最も苦心する所は、正攻をなすこともさることながら、奇襲をいかに上手にやるかにある。...


乾燥ワクチンの2年経過観察
BCGワクチン(非乾燥)未接種群144人、BCGワクチン(非乾燥)既接種群162人、乾燥BCGワクチン3ヶ月保存接種群141人、乾燥ワクチン6ヶ月保存接種群97人の4群にわけて検討したものである。 BCGワクチン未接種群、BCG既接種群については、以前も話したように2年間経...


ススキ
春の暖かい日に、昨年の名残。 春の緑とすすきのミスマッチこんな景色良いよね。 毎年の事だけどね(黑澤)。


乾燥BCG
林 武夫著、特任指導嘱託平野林・嘱託柳澤謙 BCGワクチンに関する研究 第二編免疫試験 実験動物は、体重300g(30㎏)前後の雄のモルモット(学童)で体表面に米粒大のリンパ腺が触知せず、ツベルクリン反応も陰性で、結核に罹患していないことを確認したもの。...


BCGに関する実験的研究(3)
第7群では24人、第8群では24人、第9群では26人 であり、合計236人の実験動物(学童)が犠牲になっているが、残り13人についてはどうなったかは記載されていなかった。 体重は、強毒結核菌を感染後も増加し剖検時にはだいたい200g~300g(20~30㎏)増加していた。...


BCGに関する実験的研究(2)
第4から第6群は乾燥凍結乾燥後4週、6週、8週、10週保存したものを使用した。 第9群は調整当日の非乾燥ワクチンを接種した。 各群にBCGを接種しない対照群(左)を設けた。この実験では、第1群では28人、第2群では27人、第3群では26人、第4群では25人、第5群では29人...


東京の旅
5月22日札幌発、東京へ 5月23日「猿島肝炎を考える会」 代表 鶴巻進氏ら6人(坂東市議2人を含め)と、ある東京の弁護士事務所に午後1時に訪問。「猿島の奇病」問題について話合いをもちました。 猿島肝炎から、50年月日が流れているがどうしても猿島肝炎の真実を明らかにし、弔い...


BCGに関する実験的研究(1)
第4編 乾燥ワクチンによる免疫試験 林武夫著(千葉大、昭和12年卒) 特任嘱託 平野林(岡山専、明治44年) 協力嘱託 遠藤武 乾燥BCGワクチンの効果判定には2論文あり、2論文とも「陸軍軍医学校防疫研究報告」(不二出版)に掲載されていたものである。実験動物は学童で、2論文...